執筆作業のプランを立てる意味
執筆作業のプランを立てる意味
若いときには、自分の予定を確かめるとかプランを立てて解決していくという考え方がかなり欠如していたと思います。自分の予定は全部覚えていると思っていたし、わざわざプランを立てなくてもとっとと仕事にかかればいいではないかと思っていたからです。
でも、今は、ちゃんとプランを立てることの大切さをよくわかっているつもりです。プランを立てても立てなくても、確かにやることはあまり変わらないのかもしれませんけれど、その品質において、ずいぶん違いが出るんじゃないかと思っています。
品質というのは2つあって、1つは成果物に関する品質で、もう一つはプロセスに関する品質です。
プランを立てないで、闇雲に作業を進めると、成果物の品質にムラが出てくる傾向があります。それは、もちろん、時間の配分や力の配分を考えることが不足しているために、内容に偏りが生じてしまうわけですね。単純に成果物を完成させるかどうかということに関しては、プランを立てても立てなくても変わらないのかもしれません。けれども、問題は成果物の品質に少なからぬ影響が出ることです。
それからまたプランを立てて作業を進めるのと、プランを立てずに作業を進めるのとでは、作業をしているときの心持ちに大きな影響があります。プランをちゃんと立てて、「今はこの作業に集中しよう」と思うことができるならば、比較的心穏やかに作業を進めることができます。けれど、プランを立てないでそのとき思いついたことを進めるならば、「今この作業をしていてもいいんだろうか」という気持ちを振り払うことが難しくなります。そうすると、作業を進めつつも「自分の作業の進め方」についての気がかりは、心のリソースを奪うことになってしまいます。これでは安定した制作プロセスを進めることは難しくなりますね。
もちろんここで話したのはとても大雑把な区分であって、実際にはそんなに単純にはいきません。プランを立てたところで、焦る気持ちは生じますし、その時々に思いついたことをガンガン進めることで、思わぬブレイクスルーが生まれることもよくあります。
しかしながらだからといってプランを立てない理由(言い訳)は成り立たないでしょう。たとえそのプランはしばらくしたら修正を余儀なくされるとしても、それでもいいのです。プランがあることによって、プランを立てた自分の自分の予想と現実とがどれだけ乖離しているかを認識することができるからです。
まとめるならば、プランを立てるのは、いろんな意味でムラをなくすことに通じます。そしてまたプランを立てて、それを確かめることによって、自分が現実と向かい合うことができます。
プランを立てたり、プランを修正したりすることが苦手な人はたくさんいます。その多くは、現実と向かい合うのに抵抗があるからだと想像しています。私自身もそう感じるからです。
しかしながら、自分の現実と正しく向かい合うことができてこそ、自分の頭の中にあるものを現実世界に引っ張り出してくることができるのだと私は思っています。
若いときには、自分の予定を確かめるとかプランを立てて解決していくという考え方がかなり欠如していたと思います。自分の予定は全部覚えていると思っていたし、わざわざプランを立てなくてもとっとと仕事にかかればいいではないかと思っていたからです。
でも、今は、ちゃんとプランを立てることの大切さをよくわかっているつもりです。プランを立てても立てなくても、確かにやることはあまり変わらないのかもしれませんけれど、その品質において、ずいぶん違いが出るんじゃないかと思っています。
品質というのは2つあって、1つは成果物に関する品質で、もう一つはプロセスに関する品質です。
プランを立てないで、闇雲に作業を進めると、成果物の品質にムラが出てくる傾向があります。それは、もちろん、時間の配分や力の配分を考えることが不足しているために、内容に偏りが生じてしまうわけですね。単純に成果物を完成させるかどうかということに関しては、プランを立てても立てなくても変わらないのかもしれません。けれども、問題は成果物の品質に少なからぬ影響が出ることです。
それからまたプランを立てて作業を進めるのと、プランを立てずに作業を進めるのとでは、作業をしているときの心持ちに大きな影響があります。プランをちゃんと立てて、「今はこの作業に集中しよう」と思うことができるならば、比較的心穏やかに作業を進めることができます。けれど、プランを立てないでそのとき思いついたことを進めるならば、「今この作業をしていてもいいんだろうか」という気持ちを振り払うことが難しくなります。そうすると、作業を進めつつも「自分の作業の進め方」についての気がかりは、心のリソースを奪うことになってしまいます。これでは安定した制作プロセスを進めることは難しくなりますね。
もちろんここで話したのはとても大雑把な区分であって、実際にはそんなに単純にはいきません。プランを立てたところで、焦る気持ちは生じますし、その時々に思いついたことをガンガン進めることで、思わぬブレイクスルーが生まれることもよくあります。
しかしながらだからといってプランを立てない理由(言い訳)は成り立たないでしょう。たとえそのプランはしばらくしたら修正を余儀なくされるとしても、それでもいいのです。プランがあることによって、プランを立てた自分の自分の予想と現実とがどれだけ乖離しているかを認識することができるからです。
まとめるならば、プランを立てるのは、いろんな意味でムラをなくすことに通じます。そしてまたプランを立てて、それを確かめることによって、自分が現実と向かい合うことができます。
プランを立てたり、プランを修正したりすることが苦手な人はたくさんいます。その多くは、現実と向かい合うのに抵抗があるからだと想像しています。私自身もそう感じるからです。
しかしながら、自分の現実と正しく向かい合うことができてこそ、自分の頭の中にあるものを現実世界に引っ張り出してくることができるのだと私は思っています。
この文章は、音声入力を利用して結城浩のマストドンに投稿したものです。