「もっと有意義なことをしなさい」について思うこと

「もっと有意義なことをしなさい」について思うこと

AIを使っていろんなことができるようになって、それほど技術や知識がない人がいろんなものを作ったり試したりするようになって、「そういうことではなくて、もっと有意義なことにAIを使わないと」と考える場合もあると思いますけれど、実はそうじゃないんじゃないかなと考えました。特に根拠があるわけではありませんが、むしろいろんな人が、それが何の役に立つかわからないものを試すことができるというのは、とても健全なことなのではないかという考えです。

最初から「有意義」なことだけに何かを使おうと思うのは、間違ってるんじゃないかともいえます。基礎研究に対しても、ときどきそういうこと言われますよね。「そういうことではなくて、もっとすぐに役に立つ研究をしなさい」みたいな話です。それは一般の人がAIを使っていろんなことを試す場合にも、同じようなことが言えるんじゃないでしょうか。

よく言われる「当たりくじだけを選んで買うことはできない」という話にも通じます。なんだかわからないけれど面白そうなものを、無駄かもしれないけれど無駄かどうかを気にせずにやってみるということが、何か新しいものを生み出すきっかけになるんじゃないでしょうか。そんなことを思いました。

2026-10-15 06:47:33 +0900

この文章は、音声入力を利用して結城浩のマストドンに投稿したものです。

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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki


『数学ガール』作者。 結城メルマガとWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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